ふるさとへ2015/02/28 21:41

 お天気のいい日を見つけたら二番目の姉をぶらりと見舞おうと思っていた。
姉は秋田の施設にいる。

 一人旅のつもりでいたが近くにいるすぐ上の姉に言うと同行すると言う。
この姉は若いころから一人旅などしたことのない人で、80歳の今は二歳だけ若い私を頼りにして出かけるというのである^^;;

 二人とも足腰はまあまあ達者なのだがどちらも物忘れがひどく二人合わせても一人前にならない^^;;

 宿とバスのチケットを予約して26日出発と決めた。ところが27日の秋田地方の天気予報が「暴風雪」。う~む、どうなることやら。。。

 雪の奥羽山脈を越えて秋田へ。秋田市内は全く雪がなかった。



 三番目の姉の所でおしゃべりをし夕方市内のホテルに入った。
27日 朝一番にカーテンを引いて「わ~青空だ!」さすが晴れ女!

 宿を出る9時ころには黒い雲が出て 時折強い風と雨が降ったがお日様が出たりを繰り返して傘をさすほどにはならなかった。


 折角訪ねた秋田だからと新しくできた県立美術館に行った。
藤田嗣治の「秋田の行事」をはじめ嗣治の作品を中心に展示されている。
 
 縦3.65横20.05メートルの大壁画だ。

 丁度、母と子の二組が女性(学芸員?)から絵の説明を受けている所で私たちも無断で(^^;)後ろで拝聴させてもらった。

 この絵は旧美術館にあったときから何度も見ているが詳しい説明を初めて聞いて絵の中に数々の物語のあることを知った。

 描かれたのが1937年で私の生まれた年。箱ぞりや馬橇、角巻きなど小さいころの世界がそのままそこにあった。


 新しい美術館は斬新な作りでことに水庭が珍しかった。
庭の前を眺めながら素敵なカップでコーヒーを飲んでいると海辺でくつろいでいるような気がした。
 千秋公園の森とユニークな屋根の旧美術館や木々が綺麗だった。

 肝心のお見舞いは午後になった。心筋梗塞から13年の姉はもう話が出来ない。
手を握り、腕をさするだけだがふっくらとしたピンクのほほを見てホッとして帰ってきた。

 きょうだい六人それぞれ老いの道を歩いている。

コメント

_ kokoro ― 2015/03/01 20:08

eさん、お帰りなさい。
さすが!晴れ女の異名を持つeさん、故郷のお天気も
自在に行動できたのは素晴らしいことです。
お見舞いも「秋田の行事」鑑賞も予定通りに
こなされたんですね。
良かった、良かった!お疲れ様でした。

_ e-ばあ ― 2015/03/02 16:10

kokoroさん
ありがとう。
100%の上天気ではありませんでしたが
kokoroさんが念じてくれたお陰もあって
無事用事をこなし帰ってきました。

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