寄る年波2020/06/03 10:33

 坂の上にあるホームセンターに行った。
たいして急な坂ではないが徒歩では少し息が切れる。
40分ほどでお店に到着、

 目当ての品はすぐ見つかったので、買ってすぐ店を出た。
 帰りは下りでらくちん。ルンルン ホイホイ歩いて戻った。

 坂を下りながら高校時代の友達Yさんを思い出した。
Yさんは明るく、羨ましいほどのプラス思考の人だ。

 二人とも結婚で故郷を離れ、、お互い年賀状で消息をしりあうだけのお付き合いになった。

 年を重ね60代に入ったある時、膝が痛くて思うように歩けなくなったとYさんから便りがあった。

 フォークダンスが大好きでそれを生かしてボランテイアもされていたので さぞ残念だろうと
お見舞いの返事を書いたら

 【これで年をとっても徘徊老人にならずに済む】と返事が来たのでいかにもプラス思考のYさん!と可笑しかった。

 
 そんなことを思い出しながらどんどん坂を下っていたら・・・

 往復一時間半を休みもしないで帰宅した婆。
健脚はいいけど、方向音痴と物忘病が進行中だ・・・。


アレレ??
 
これって 【徘徊老人まっしぐら】・・・・ってこと?   が~ン!!!!

ブログとコロナウィルス2020/05/20 15:59

ブログの更新をひと月以上も休んでしまった。

年寄りの一人暮らしは単調で日々の暮らしの中で話のタネを拾うのはむずかしい。

道端や、買い物のスーパーで知人と会い、ちょっとしたお喋りで元気を確かめることもあった。

ブログを続けることで 加速する老いのブレーキに少しは負荷が掛るかと淡い期待もあった^^;;;

 

 

所が突如、新型コロナウィルスによる感染拡大が起きた。

不要不急の外出を避け 人との接触を避けることが感染を防ぐことになるという、

 

囲碁の代表から毎週の集まりは当分お休みとの連絡が入った。

週一で出かけていた施設にいる姉の面会も禁止となった。

 

外出先がなくなり、草取りとガラクタの処理が日課となった^^;;;

一日、一歩も歩かないのはどうかと思い、夕方、住宅地を一回りすることにした。

夕餉の支度時間なのでめったに人と会わない。

わずか30分足らずの散歩なのだが、、,ん? 前と何かが違う。頭の中が空っぽで家々の樹々や花にも目が行かず ただひたすら足を運んでいるだけ。。。

 

コロナ以前の散歩はキョロキョロが多かった。

言葉も感覚も若しかしたらコロナウィルスに 蝕まれてしまったのかな、、、、(>-<)

 




班長2020/04/16 15:23

 四月になって 町内会の班長当番が回ってきた。

 私たちの班では当初から班長の任期は3カ月、輪番制と決めて
 3カ月が過ぎるとお隣に役を渡す。

 任期が三か月と短いのであまり負担も感ぜずに分からないことをご近所に聞きながらここに住み始めて40年近く過ごしてきた。

 四月~六月までの班長の一番の役割は班内(20戸)の町内会費の徴収。

 自分のお金に縁は薄いが 若いころ他人様のお金を随分数えたから
何とかなるだろうと思った。

 所が新年度と一緒に新型コロナウィルスがやってきた。
そのため四月に予定の○○丁目総会が中止され 各部門の役割の説明会もないまま新年度がスタートした。

 何時から集金を始めていつまでに○○町内の会計さんにお金を渡すのか。。。
 一週間かけて集金は終えた。

 有り難いことに 皆さん一括で支払いしてくださったので処理も簡単に済んだ^^。
 町内の会計さんに会費を納めてホッとした。
かなり疲れたな~^^;;;;

 オイオイ!  ようやく半月終わったばかり。。。 後二か月半 任期が残っているよ。

 ヨボヨボ班長サン頑張って~~^^;;;;;;

病院へ2020/04/14 20:52

内科の先生に六週ごとに血圧の薬を処方していただく。
今日がその日だった。

得体のしれない新型のウイルス騒ぎの中
病院に行くのは嫌だなあと思いながらも出かけた。

病院の玄関で看護婦さんが待っていて「外来」ですか。
と一人一人確認する。

次に テレビの空港でよく見るオデコで熱を測られた。36度5分。
「咳は出ていませんか」「はい」

体温と特別な症状のないことを記入したカードを渡されてようやく受付に診察券を出した。

 いつもは混みあっているのだが患者数が少ない。
20分ほどで名前を呼ばれた。

 いつもと変わりなく
 「おかわりありませんか」「はい、かわりありません」
 「いつもの お薬6週間分出しますね」「ありがとうございます」
 
 終わりかと思ったら
次回は「電話をもらうと病院に来なくても処方箋をだしますからね。」といわれた。

 その言葉待っていたよ。

朝の習慣2020/03/29 13:46


 今朝もいつもと変わりなく写経をした。
 
 事の始まりは亡夫の机を片付けていたとき
毛筆でしたためた「般若心経」が何十枚も出てきて
夫が写経千枚を目指していたのを知った事にあった。

 私は毛筆はほとんど使ったことはなかったが
夫の筆の跡をなぞることはできる 
夫が目指した「千枚」をバトンタッチしてやってみようと始めたのだった。

 寝坊大好きの私は毎朝続けることが難しく夜になってから
慌てて墨をすることもあった。
写経千枚には3年近い年月がいる。

 夫は何かするとき、大変な時でも笑いというのかそんな部分を残してくれる人だった。
 私は勝手に夫は許してくれるだろうと写経をサボることも多かった。

 が、千枚を超えてみるとこれで終わりという気持ちにはならなかった。
惰性のように続けていたものがすっかり習慣になり
 今では決まった時間に目が覚めるようになった。

 一年を365日と計算すると私が写した経は3800枚掛った年月は十年以上になる。

 筆が握れる限り続けたいと思っている。

持つべきは友2020/01/25 20:20


○さんとおしゃべりをした。

11月以来自分でもびっくりするくらいのご無沙汰だった。

○さんは一回りも若い方だが 教えてもらうことが多い。

彼女は3人姉妹の長女として生まれた上に 昔からのしきたりを大事にする長男の方に嫁がれたので精進し精神的に強くいろいろな知恵を持っている。

自分はというと核家族の中で気ままに馬齢を重ねたばかりで薄っぺらの暮らしをしてきた。

結果82歳という現実の前でオロオロしている^^;;;; 情けない年寄りだ。

○さんはご実家のご両親と嫁ぎ先の義両親をみとられているので 老人施設を利用したときのお話などもしてくださった。
 
このままではだめだと思いながらも漫然と日を送っていたが
 お話を聞いて これから自分の進む道筋が少しは見えた気がした。

持つべきはよき友なり。ありがたいことだ。

落とし物2020/01/25 20:09


5時、帰宅してから右手の手袋のないのに気が付いた。
スーパーのサッカー台で買った品を袋に入れていたときは確かにあった。
 使い古した手袋だが気に入ってたから明日念のために聞いてみよう、

 翌日 スーパーに行って棚を整理している店員さんに持参した左手の手袋を見せて 「これと同じ手袋がおちていませんでしたか」と尋ねると
「あッ! 道路で見ました」とのこと。


 店員さんは外に飛び出した。

 右の方に歩いて行って「この辺にあったと思うんですが。」といいながら行ったり来たりしている。
 私は恐縮して「もう結構です。お仕事中すみませんでした」とすっかりあきらめたのに店員さんは道路の反対側に走って行った。
 そして、「ありました!」と言った。

 空き地の道路側に杭が打ち付けられているのだがその杭の上に私の手袋がちょこんと乗っていた。

 どなたか 通行人が道路に落ちていた手袋を拾って
目の届きやすい杭の上に置いてくれたのだろう。

 店員さんと見知らぬ通行人のやさしさのお陰で手袋は二つ揃った。
メデタシ、メデタシ、   

 ん? それにしてもおかしいなあ。。サッカー台に忘れたと思い込んでいたのに 落としたのが店を出てからだったとは!

 う~む、ばあの記憶はやっぱり、まともではなくなっているなあ^^;;;;;

エスカレーターで2020/01/25 19:57


 地下鉄に乗ろうと下りのエスカレーターに乗っていた時のこと。
私の五段ほど下に若い女性が乗っていた。ほかに乗ってる人はいなかった。

 突然、女性が「あ!」と言ったと同時に財布からだと思うのだが
カードがバサバサと落ちて動いているエスカレータの階段に散らかった。
 15枚以上はあったと思う。

 思わず私も駆け下りてカードを拾おうとしたのだが階段はどんどん下に運ばれていく。
 このまま一番下まで階段が進んで地下の方におりていったらカードは薄いから地上との境で下の方に運ばれてしまうのではないか。
とにかくそうならない前に早くカードを拾わなければと必死だった。
が、奮闘むなしくカードを拾い切ることは出来なかった。

 ところが、心配は無用であった。
地上と動く階段の隙間はなくカードは下に運ばれることはなく地上と階段の境に残っていた。

 自分は どんな仕組みで動いているかもわからぬまま便利なものを利用しているのだなあと思った一件でした。

お正月2020/01/06 21:56

珍しく雪のないお正月を過ごしている。

 

 暮れの28日に娘夫婦が来て二日に息子夫婦が合流。

息子夫婦は五日に帰った。

 

 年齢が増えた分反比例で正月料理の数が減った^^;;;

が、それぞれがカニやら牛肉やら差し入れてくれて

賑やかな食卓になった^^.

 

お正月中にやったこと。

○お墓参り、クマの出現が怖くて行くのをサボっていたのを

車を出してもらい 皆で参りが出来てよかった。

○5人で映画。

【この世界の(さらにいくつもの)片隅に 】片淵須直監督

この映画は3年前に観た「この世界の片隅に」という映画の

補充偏というのか前の映画をさらに細やかに編集しなおして三時間弱の作品にあらたに作った映画であった。

前作を観た時も感動してブログ記事にしたのだが新作も

さらに素晴らしかった。

戦争末期の広島から呉市に嫁いだ18さいのすずの日常。

アニメだからこその説得力もあるのかなあと思う。

 

今日は正月も六日。

お天気だったが風が強くて布団は干せなかった。

 



年末の美容院で2019/12/31 13:56

お正月も近いことだしと思い美容院に行った。

思いはみな同じようで、10時前だったのに先客が二人いた。

奥さんが一人でやっている美容室だ。

「長くなるな」と覚悟を決めて週刊雑誌のある本立ての横に座った。

お嫁さんの車で送られてきたおばあさんが加わって四人。

お嫁さんは後で迎えに来るからと帰って行った。

おばあさんはわたしのとなりに掛けて週刊誌を一冊取って読み始めた。。

美容師さんは鏡の前の二人の客を行ったり来たり大奮闘だ。

私が鏡の前に座ったのはお昼が過ぎてからだった。

最後に見えたおばあさんも間もなく隣の鏡に案内された。

その方は白髪を短くカットしていて耳の辺りが鬱陶しいから整えるためのお客さんだった。

「髪に艶があって綺麗ですね」と美容師さんが褒めている。

見ると髪は多くはないがつやつやと美しい。

年齢は90歳ということだった。@@!!!

「今もディにも通っているの」と美容師さんがきいた。

家族と一緒に住んでいるがディサービスを利用しているということだった。

「いろいろな人がいて楽しいですよ」とニコニコと話された。

静かに穏やかにそれでいて凛としてこんな素敵に年を重ねる人もいるのだ。

 

 近頃、とみに自分の年齢にオロオロと慌てふためいている自分との違いを知らされた出来事だった。