e-ばあちゃんのblog

　天火を捨てることにした。

　天火はガス台の上に乗っける４０年以上前の代物^^;

　子供たちが家を離れて使う機会が減ってはいたが年に一度は　夫の誕生日ごとにケーキを焼いていた。

　天火を買ったのは山形に住んでいた時。
二歳とゼロ歳の子供を抱えて元気で一生懸命だった頃。

　なんだかとても懐かしい。

　前任地での６畳の間借りからアパートに移り、同じ年代の奥さんたちとの交流が始まった。

　皆さん自分をしっかり持っていて子育ても家事もよく出来る人ばかりだった。
　子供が縁で知り合い　たくさんのことを学ばせてもらい楽しい思い出も作った。

　まずはパン作り、ある奥さんが生イーストを仕入れてきて皆で分けた。
　強力粉をこねて時間をかけて発酵させて天火で焼く。
（我が家には無水鍋しかなかったが^^;　結構おいしく出来ました。）

　次はお菓子。
クッキーは出来てもシュークリームとなると無水鍋では無理。

　どうしても欲しくなって買った小さな天火だった。

　時代の流れでガスコンロから　ヒーターがＩＨに変わり天火は使いようがない^^;
　
　今は天火という言葉もあるのかないのか。オーブンと言わないと若い人には通じないのかな？

　 天火は焼け焦げ　煤やらで汚れている。

　ああ、自分はかくも長い歴史を歩いて来たのだな～～