友遠方より・・・③2011/10/02 11:27

  《ラブレター事件》

 「高2の時 ラブレター事件があったわね」
 「え??・・・あ~あのこと」
 私の問いにYさんは笑いだした。

 私は最寄り駅まで徒歩で一時間近くかかる村から通学していた。(通学片道二時間)
 そういう生徒を「汽車通」といい市内の自宅から通学している人は「市内」で なんとなく違う雰囲気があった。

 市内の中学校からの生徒は華やかで堂々としている人が多かった。

 私は汽車通の中でも勉強の出来が悪く今で言う「落ちこぼれ」当時は落第予備軍で教室ではおとなしくしていた^^;

 ある日、休み時間に「市内」の人たちが集まって大騒ぎをしていた。
 Yさんが登校途中でいつも会う男子校の生徒に手紙を渡された。
その手紙を皆で開いてわーわー言っている所だった。
 当のYさんは困った様子だったが、周りがこれはあちらの男子校に送りつけようと言う話になっていた。
 相手の人が気の毒だな~と思いはしたが声を出す勇気もなく、
その頃はYさんとも特別親しくなかったので黙っていた。
 実際そのラブレターが送りつけられたかも顛末も分からないでいた。

 60年経って当事者のYさんから聞いた事の真相^^。

 登校中、いつも同じ所で会う男子校の人がいた。
その日 封筒を差し出して彼は言った。「これを○組の××子さんに渡してもらえませんか」
Yさんは宛名があったので疑問もなく「はい」と受けとった。

 学校に着くとまっすぐに放送室に行った。
所が校内放送をしても該当者が現れなかったのでその封筒はYさんの所に戻ってきた。
 「困ったわ」というYさんに周りが集まって、開いてみようよ、何これ!Yさんへのラブレターじゃないのと大騒ぎになったというわけ。

 「あれから 向こうの学校ではどうなったかしらね~」と私が言うと
 「しらないわ」と言って、Yさんは「あ、通学路を変えたから その後は会うこともなかったし」とそっけなく答えた。

 まあ、こんなことまでほじくり返して種を探しているから
何時間でも、何日間でもおしゃべりは続くのですね~~^^。

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