ミステリーツアー2011/11/04 09:45

《小安峡》

 ミステリーツアーを初めて体験した。
 二人の空いている日を選び、行き先、紅葉の見ごろ、天気と欲張り条件にまあまあ合っているかと申し込んだコースが満席だった。
 探しなおすのも面倒になってミステリーツアーに。

 バスに乗ってからも行き先は教えてもらえない、北か、南か、分岐点ごとに右か左か、日帰りツアーだから時間が経つうちにおおよその察しは付く。

 鳴子峡と間欠泉→小安峡→秋田の某酒蔵を見て9時過ぎ無事帰宅。

 鳴子峡も小安峡も何回か行ったが連れが変わると又違う旅になるのだなーと面白かった。

 今年の紅葉は山はともかく里は気温の関係か色の進み方が遅い。
(綺麗に染まらないうちに枯れている気がする)

 鳴子峡は散りかけていたが、観光客も多かった。
小安峡は美しい紅葉が見られた。
 百段ほどの石段を渓谷まで下りることも出来たし^^。

 最後の酒蔵見学は酒の試飲もあって賑やかに飲み比べる様を見ていると下戸の私でも楽しい気分になった。

 帰りの車中で相棒がささやいた。
「あの二人どう思う?」
「ん?どうって?」

 60代の女性と70代の男性、途切れることなく睦まじくお話をしている。
 相棒は言葉が敬語だと言う。

 う~む。わからん。
ミステリーツアーの車内にはこんなミステリアスなこともあった^^。

ふるさとの味2011/11/06 11:22

 高校時代の友Rから「あきた小町」が10キロ届いた。
一人暮らしの婆に10キロって? 多すぎと思うんだけど・・・

 Rとは同じ駅から三年間汽車通学をした仲である。
 私たちは、先日我が家に 関東圏から遊びに来たYと亡くなった友の四人で遊ぶことが多かった。

 Yが我が家に来ると決まった時、秋田に住むRにも声をかけたかったが彼女は腰を痛め遠出のできない状態だった。

 Yさんとの楽しかった邂逅の様子を電話したら、「わぁ~!丁度いいところ」といい、「Kさん」を知っているかと聞く。
 生家の隣町に住む男性だそうだが私の記憶にはなかった。

 Rのご主人が定年後そのKさんと知り合い、その人の作ったお米を毎年届けてもらっていた。

 今年も米を届けてくれて「たまにはオジャッコ(お茶)でも・・・」と
Rも混じっておしゃべりをしていた時、
 若いころのあれこれの話の中でeばあの名前がフルネームで出てきたのでタマゲテしまったというのである。
 若いころ私のいた職場に2週間ほどいたことがあるのだそうだ。

 自分の知らない人が当時の自分の様子を話したと聞くと背中がもぞもぞして冷や汗が出る。
 今でも十分オッチョコチョイだが、50数年前の私は元気な田舎娘だった^^;;;

 Rは震災のお見舞いもしなくて、気になって気になっていたので あなたを知っているKさんのお米を食べてみて頂戴と言った。

 はてさて、搗きたての「あきた小町」はどんな味かな?

天国からのプレゼント2011/11/09 20:59


 忙しい、忙しいと言っていた息子から宅配便が届いた。
珍しいこともあるもんだ。心当たりはない。

 入っていたのはマクロレンズだった。
確かにマクロレンズが欲しいと思った時期はあったが・・・

 添えられた手紙に、遅ればせの誕生日祝いであること。
大事に使ってくれたら嬉しい。
 そして、ばあには不相応なプレゼントのわけも書いてあった。

 ある時、父親に言われたそうだ。
「母さんにマクロレンズを買ってあげたいが よくわからないから一緒に買いに行って欲しい」
 それが延び延びになって今届いたという次第。

 まあ!まあ!まあ!
 私はただビックリしてレンズの箱を仏壇に供えた^^;

置き忘れ2011/11/10 20:54

 いつも車に乗せてくれる○さんが傘を届けてくれた。
「座席にあったよ~」
 あら~!ご本人は忘れたことさえ気づかずにいた^^;
これぐらいのボケは度々なので本人も○さんも慣れていて恥ずかしさもほどほどで済む^^。

 最近姉が話していた話を思い出した。
姉は82歳で田舎で一人暮らしをしている。

 ある時街に買い物に出かけた。
買い物を終えて電車に乗り込むと近所の女子高生がいた。
並んで掛けて 楽しくおしゃべりを続けて40分ほど、駅に降り立って「ありゃ!」

 買い物袋を座席に置いたまま下車してしまった。
運よく、その電車の終点は次の駅だった。
 電話をしたら、列車はまだ届かない。確かめてから連絡すると言われ、ほどなく荷物はあったと連絡が入って、姉は喜んでそちらの駅に駆け付けた。

 あーよかった、よかった。へまはしたけどこれで一件落着だ。
 所が荷物を持って現れた駅員さんを見て姉は「あら~!!」
なんと ご近所の家の息子さんだったという。
大層恥ずかしかったそうだ。

 うんうん、分かる。
田舎では人とのつながりが濃い。それだけに恥ずかしさも増大する。
 その舞台も電車も窓の景色も登場人物も目に浮かぶ私には姉の気持ちがよくわかった。

 姉は「お陰さまで」とお菓子を持ってその人のうちへお礼に行き、
「恥ずかしいことで」と言ったら「職場の出来事は話しませんから気を使わないで・・・」と言ってくれたそうだ。

 アハハ・・・私は腹を抱えて笑って
「姉さん、 まんじゅうが口止め料に見えたかもよ。」と言った。

自分のボケは棚上げにして ゲラゲラして・・・  悪い妹です^^;;

紅葉の見ごろ2011/11/13 19:06

《そそり立つばんじ岩》

 桜ほどではないが 紅葉もその年の気象状況に左右されるからタイミング良く綺麗な紅葉に出会うのはラッキーと言える。

秋保温泉の大滝の先の二口渓谷は紅葉の美しいところだ。

 三年前、夫と渓谷沿いを歩いて黄や赤に染まった鮮やかな紅葉を味わった。
 その時、余裕がなくさらに先にある二口温泉まで行けなかったのが心残りだった。
 去年一人で二口温泉までバスで行きばんじ岩まで歩いた。
 残念ながら、時期を外れ、紅葉はほとんど終わっていた。

 先日ポカッと予定のあいた9日 再び二口温泉に行って見た。
去年よりは紅葉が残っていたがやはり出かけるのが遅すぎた。
 どうも相性が悪いらしい^^;
  
それでも私は満足で 人のいない散策道を
自然を独り占めしたみたいに楽しんできた。

 
 路線バスは大滝までは人も乗っているがその先は私一人だった。
利用者が少ないからバスは二往復のみ。(休日は一往復)
うっかりすると帰れなくなるほど少なく不便だ。

 時たま車は行き交うがこんないい景色を なんだか活かしきれていないような気がしてもったいないなー と思いながら帰ってきた。

冬の到来2011/11/15 20:17

 曇りの日は4時を過ぎると暗くなる。
そんな午後、遊びの帰りらしい近所の○子ちゃんに「こんにちは」と声を貰った。
 「こんにちは」と挨拶を返して「暗くなるのが早いね~」と言ったら、
「冬が来ますから・・・」といっぱしのご返事。
しっかりしているお子はこんなに小さくてもと頬が緩んだ^^。

 今日の仙台は最低が8度、最高が11度。風があったからプールへの道で手袋が欲しいと思った。今年初めて手の冷たさを感じた。
 皆の挨拶も「おはよう」の後に「寒いですね~」が付く。

 東北の日本海側は本日の天気情報に雪だるまがお出ましだ。
仙台でも明日は3-10℃の予報で山沿いは雪の予報。

 カレンダーも後半月で師走に進む。
気の早い商店ではクリスマス商品が並び、ジングルベルを流している。

 年々寒さがこたえるようになった
ご老体、無事にこの冬を乗り切れるかな ^^;
 明日は内科の予約日、インフルの予防接種してもらおう。

 灯油18㍑1440円也。

柿食えば・・2011/11/18 20:32

 スーパーに行ったら庄内柿が2こで98円で出ていた。
翌日の目玉に富有柿の98円が載っていて柿は明日にしようと思ったのだが柿好きとしては目の前の「2個98円」も気になって陳列台に寄って行った。

 30代かと思われる女性が柿を選びながら「安いですね」と言う。
 珍しい。
 若い奥さんが私のようなばあに声を掛けることはほとんどない。

 「柿を食べるとツマルっていいませんか」
私はちょっと面喰って

 「う~ん?渋が残っているとそんなこともあるかな・・・食べ過ぎると体が冷えるとは言いますよね」
 「そうですか。私が柿を食べると母にツマルからいい加減してってよく言われたものです」

 それから彼女は「アッ!もしかしたら私が沢山食べるから母は自分の分が無くなると思って言ったのかも」とカラカラと笑った。

 綺麗ないでたちとあっけらかんとした口調のギャップが何とも面白かった。

 と、書いては見たが、
 タイトルは格調高く、内容はツマラナイ、クダラナイ?? 
 オソマツでした^^;;;;;

八ヶ月経ったが・・・2011/11/20 16:35

《あんまり可愛かったので・・》
  
 今日、バスを待っている所にブロック塀があった。
鉄筋が入っていないらしく、一部は崩壊し、残っている所に「要注意」のロープが張られていた。
 その塀に続く隣も上部はブロックだった。下の部分はコンクリートが腰丈ほど高かったので大丈夫に見えた。

 偶々そこの奥様が出てきた。
私と一緒にバスを待っていた女性(よくそのバス停を使うらしい)が「上のブロックが剥がれているみたいです」と言った。
奥様は「あら、全然気が付かなかったわ」と言ってそのブロックに触るとブロックは持ち上がった。
 頭の上に危険なものがあるとも知らずバスを待つ人はその下に立っていたことになる。(真下に腰かけが二客置いてあった。こわいッ!)

 震災から8カ月が過ぎて屋根のブルーシートは少なくなったが、時間を経て初めて土台のはがれや、道路の亀裂、あらこんなところが・・と小さな傷跡は至る所にあるのが現状だ。

 先日サークルの帰りの△さんの話にも衝撃を受けた。
お友達のかわら屋根がようやく修理できる順番が来て、
職人と一緒に屋根に上ったご主人が足を踏み外して亡くなったと言う。
 地震の後、友達は△さんに「瓦が飛んだくらいでみんな無事でよかった」と言っていたそうだ。

 別の知人は自宅と別に店を持っているが、震災後は毎日、毎日片付けばかりでようやく落ち着いたと思うこのごろは、お客が戻らなくて困っていると嘆いていた。

 比較的被害の少なかったこの地域でも人が寄ると震災の話になる。
そして何もできない己を思い知らされる。

イロハモミジ2011/11/20 16:54


イロハモミジ2011/11/20 16:56


 今日は晴れて気温も上がり過ごしやすい日曜日になった。
徒歩で行ける神社にイロハモミジを見に行った。

 今日で三度目^^;
 三度目の正直でしっかりと色づいていた。
境内をボランティアの人たちが子供たちも混じって竹ぼうきで落ち葉を掃いていた。

 この木は県指定の天然記念物、樹齢200年以上の見事な枝ぶりだ。