雨の日に2011/05/31 18:36

 昨日は仙台で一時間に40ミリ近い風雨で一日何処にも出られなかった。
 こんな日は読書に最適なのだが恥ずかしながら近頃はさっぱり本を読まない。

 数日前亡夫の切り抜きを整理していたら「田辺聖子の百人一首」があった。
 27年経っているが読んだ記憶がない。
 多分そのころは田辺聖子を読みもしないで食わず嫌いをしていたのだと思う。

 百枚そろっている切り抜きを捨てるのはどうかな~と保留のままにしてあった。
 あれを読もう。
 
 1984年11月に水曜日ごとに(途中から土曜)掲載されて二年で終わっている。

 歌を一首ずつ取り上げて現代文に訳し作者の素性を紹介し 詠われた時の背景など田辺氏の想像も絡めて軽快に親しみやすく書かれている。(のち「田辺聖子の小倉百人一首」として出版されている。)

 何しろ27年前の切り抜き、色あせて印字が現在の半分ほどではと思うくらい小さい。
 昔の年寄は新聞も読みずらかったろうなと思いながら昼間から灯りを付けて読んだ。

 裏面の通販の広告も面白かった。値段や、商品の種類など、モデルさんも今よりはちょっと太めなのも微笑ましい。

 百人一首は小さいころ遊んだので今でもほとんどの歌を諳んじることが出来るが作者名のわかるのは数首。

 切り抜きを読みながら「ふん、ふん」とややこしい系図を想像してみたが読み終えたら綺麗に消えた^^;;
 大体ルビが振ってないと読めない名前を覚えるなんて無理な話なのだった。
 楽しく読んで・・・これで心おきなく処分も出来る^^

それにしても月日の経つのは早いな~~しみじみ。