アリ派とキリギリス派2010/08/07 21:23


 何年前のことだろうか。
バブル経済以前、10万円が安サラリーマンの女房には大金と思われていたころの話、

 同じような給料でやりくりしていた知人が「ボーナスを貰ったら10万円を自由に使ってみたい」と言った。
 実行した知人は「結局は主人や子供のものを買って自分のものは後回しになった」と笑っていたが、思い切りの良さがうらやましかった。

 思い起こせば生まれついてこの方お金とはご縁の薄い人生だった^^。

 時々、三人でランチを共にする仲間がいる。
Aさんは私と同じ年代の一人暮らしだがおしゃれで若々しく、趣味も多彩でお友達との交流に忙しく、楽しそうだ。
 もっとお金があったらと嘆く割には生き生きと楽しそうだ。

 もう一人のBさんに
「10万円あったら全部使いきる?」と聞いたら、
「2万はいざという時のために残すかも」と言うので笑ってしまった。
 Aさんなら使いきるだろうというのが二人の一致した意見だった。

 金銭感覚は環境や人間関係のなかで形成されるのだろうけど
性格の一部のように、変えることは難しい。
 Aさんを真似ようたって出来あしない。こっちは貧乏性なのだ^^;

 ふと、「アリとキリギリス」の童話を思い出した。
勤勉な蟻さんは○。楽しみ派のキリギリスさんは×。怠惰な生活を戒める物語だ。

 物語の本筋からはずれているが確証のない未来のためにチマチマと暮らすより、人生楽しくのキリギリス派の方がなかなかいいような気がしてきた??

コメント

_ 釈千手 ― 2010/08/07 21:58

金は天下のまわりもの、1円も残さずパーっと豪快に使い切りたいと思いつつ、結局は私もそうできないのは、生まれついての貧乏性だからなのでしょうね。

_ e-ーばあ ― 2010/08/08 16:17

釈千手さん
はじめまして。
コメントをありがとうございます。

これからもよろしくお願いいたします。

_ 竹ちゃん ― 2010/08/09 20:51

人生楽しみたいと、ある程度は実行していますが、
どこかに、後ろ髪を引かれてしまいますね。

やはり、金持ちになれないなぁ。

_ eーばあ ― 2010/08/10 21:27

竹さん

人生、先が見えてきてあれ?これでよかったかな
なんて思い始めているのかもね・・・^^;;;;

_ たらのめめ ― 2010/08/11 12:30

eさまはどうなさるのでしょう~?
私は気分屋なのでそのときどきで違った使い方をしそう。
変に思い切りがいい自分(ちゃらんぽらんで面倒臭くなって投げ出してしまうだけですが・・・)をいまだにわからないでいます。

_ eーばあ ― 2010/08/11 19:24

たらのめめさん

ばあは使い切れません^^。
「いざというとき」という強迫観念でしょうか^^。
そのくせお金を貯めようと頑張ったこともない・・・
分の中で暮らすことになれてしまっていますが、
ときどき、お金がないことで心まで貧しくしていると感じることがあるので
そんな時は情けないです。

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