新聞を変えた2010/07/04 09:46


 自分の購読している新聞には結構思い入れがある。
生家はA紙だったので結婚した時、夫がY紙と知った時はちょっとがっかりしたものだ。

 七月からY新聞を止めて地方紙に変えた。
 周りに地方紙の人が多く、話が新聞の記事に及んだ時に話に入れないこと、地域の情報を得るにもいいかなと思ったから。

 Y紙には楽しみな記事もあったし、四十年以上もなじんできたから止めると決断するのに何カ月もぐずぐずしていた。

 先月25日ころ販売店に停止の電話を入れ
その後集金に来た人にも伝えた。

 ところが29日に販売店の人が来てもう一月だけでもお付き合い願いないかと言う。
「いいえ、よく考えて決めたことですから」

 わかってもらえたと思っていたら
 七月一日、郵便受けにいつものようにY紙が入っていた。あれッ?

 昼すぎ、又販売店の別の人が来て
「ひと月だけでも」と同じことを言う。
「いいえ、よくよく考えて決めたことですから」鬼バアは断固断言した!

 なんだかな~
止めたY紙には愛着がある上に 新しく購読した新聞は活字、レイアウトなども違い、未だ馴染めず失敗だったかなと思うこともある。

 「長い間ありがとうございました。またの購読を待っています」とさらりと帰ってもらえばこちらもある日戻る気になるかもしれないし、一人暮らしのバアでも突然二紙購読する小カネモチになるかも^^;なのに。

 購読へのお礼の一言もなく自分の都合だけでぐいぐい押してくるからこちらも「もう二度と取らないぞ」などと心の中で無意味な意地を張っている^^;;

 買い手の気持ちを分かろうとしないで物を売ろうとしてもね~

ささまき2010/07/05 19:43

 秋田の姉から荷物が届いた。
「みんな戴きものだから・・」と前もって電話があった。
何かと送り物をしてくれる姉に「わざわざ送らなくていいよ」と私が言うから気を使わせまいとしているのだ。

 「じゅんさい」と「ちまき」が入っていた。
「ちまき」には黄粉が添えられていた。

 子供のころ田舎では「ちまき」を「ささまき」と言っていた。
普段は台所に立たなかった父が節句の時だけ「ささまき」を作るため台所に入った。
 母は父さんのようには出来ないと言っていた。

 大きめの笹の葉っぱを重ね三角に折り、水に浸しておいたもち米を包んでミゴ(わらしべ)で結わえた。それを蒸すと出来上がり。
 兄弟が七人もいたから「ささまき」の数も多かった。

 届いた「ちまき」はスマートだ。
父の「ささまき」はもっとずんぐりしていたように思う。

 レンジで温めて添えてあった黄な粉をまぶして食べた。
笹の色と匂いが餅にしみ込んで懐かしい味であった。

水浴び2010/07/07 15:30

 福祉プラザのホールから庭を眺めていたら滝の上で
カラスが三羽水浴びをしていた。

 少し離れてお母さんと一緒の一歳くらいの坊やと三歳くらいの女の子がいた。
「お父さんカラスと お母さんカラスと 赤ちゃんカラスね」と母親に話しかけていた。

 三羽のカラスは白いしぶきをあげて元気に水浴びをしている。
女の子がまた言った。
「足湯だね」

 幼い子の思いもよらない言葉に「アラッ!」とそちらを向いたら
母親がおかしそうに笑って「家でときどき足湯をするんですよ。」
と話してくれた。

 親子が帰ったので
外に出て水浴びの様子をケータイに収めようとしたが
賢いカラスは私が近づいただけで高い木の枝に移ってしまった。

気分転換は美容院で2010/07/14 22:17


 最高気温が21度しか上がらなかったので長袖をはおった。
九州をはじめ今年の梅雨はあちこちに大きな被害を出している。
 私の住んでいる所に限るとありがたいことに雨が何日も降り続くこともなく何故か雨は夜だけの日が多い。いつもの梅雨時とは違った感じだ。

 今日は外出の予定もなかったので美容院に行くことにした。
あれもこれもと気になっている家事はあるのだが、曇り空だから気分もイマイチ。
 体調の芳しくない日は「ビョウイン」ならぬ「ビヨウイン」へGO!

 先客が三人もいた。
 美容師さんはそれぞれの人の話を聞き、温かい相槌で応えている。

 私も髪を洗ってもらい、ブローしてさっぱりする。
美容師さんとおしゃべりしているうちに気分までさっぱりする。
美容師さんって美容だけでなくカウンセリングの技術もあるみたい?^^

「案山子」2010/07/15 18:41


これは ↓ さだまさしの「案山子」

http://www.youtube.com/watch?v=SVADcGc5VI8

ズーズーバージョンとして

こんなのがありました。  ↓

http://www.youtube.com/watch?v=X-IAlkWUUh0

  さわりの部分はこんな感じ。

 『元気でいるか 街にはなれたか
 ともだぢ(友達)でぎだが(出来たか)
 とじぇなぐはねが(寂しくはないか)
 じぇんコ 足りなくにゃか(お金は足りているか)』

津軽弁のようでところどころ分からないところがありますが情感は十分に伝わってくる。
なんだかフランス語みたいだね~^^。

手紙2010/07/16 18:01

 夕方になると郵便受けを覗く。
入っているのはDMの類、手紙は来ていない。

 自分で手紙を書かなくなっているから当然来る手紙も減っている。
なのに、どこかから来ないかなーと待っているから勝手なものだ。

 二歳上の姉が手紙を書こうとしたら書けなかったと言っていた。
えッ?そんなことあるの?

 このことを友達に話したら私もそうだという。
儀礼的なものはご主人が書き、友人には電話やケータイのメールで済まして手紙を書くことが減って、いざ書こうとすると文章がつながらないのだという。

う~む、
 言われてみれば私もPCのメールには返事は早く出すのに手紙の返事は遅れがちになっている。
 面倒から逃げようとしているのかもしれない。

 使わない機能は退化する・・・?
「手紙が書けない」なんてそのうち言いだすのだろう・・・(> <)

虫捕る子だけが・・・2010/07/19 21:18


終戦が2年生の時だから子供のころの遊びは
かくれんぼ、陣とり、川での魚取りなど体を使っての遊びが多く
おもちゃと言えるものはほとんどなかった。

Tさんには同じ市内に6歳と2歳になったばかりの男の孫さんがいる。
時々おばあちゃんを訪ねてくる。
Tさんは孫のためにおもちゃを用意してはいない。

6歳の坊やはお主人とゴルフのボウルをマットに転がして遊び、
下の子はTさんが外に連れ出してアリンコを教えてやるとその動きに夢中になって一時間以上も観察しているそうだ。

 数日前の新聞のコラムに仏文学者で日本アンリ・ファーブル会理事長の奥本大三郎氏が著書「虫捕る子だけが生き残る」の中で次のように述べているとあった。

 「虫を捕る行為には、
   創意工夫をする。
   カンを働かせる。
   気配を感じ取る。
   じっと忍耐する。
   俊敏に動く。
 等の要素が必要だ」

昆虫少年は遊びの中で生きる力を蓄えているらしい。

 現代は虫嫌いが多く昆虫少年も激減しているそうだ。

 良い事づくめだから 皆さん、お孫さんを虫好きにされてはいかが?

参考サイト
《奥本大三郎氏・虫の詩人の館》

http://www.fabre.jp/information.html

今日の夕焼け(七時)2010/07/20 20:16

二階の窓を閉めに行ったら

「ごらん、丸い雲が出ているよ」
ノンちゃんのお父さんの声がした。
あらッ!!めずらしい。
こんな夕焼けは初めてだ。
あわててカメラを持って外に飛び出した。

左の方の空にも幾重にも重なり合う雲があった。
天文の知識があったらこの珍しい雲の現象には物語があるのだろうなあと思った。



ついでにノンちゃんの話^^.
ノンちゃんは髪をカットして少し大人っぽくなった。
私が気付かずにいると声を出してサインを送ってくるのに、ばったり会うと両手で
目を覆い「みえません」を決め込む。
今日はお父さんと一緒だからチャンスだ。
「ノンちゃん、今日も幼稚園行ったの?」
「ううん、夏休みだから」
返事がもらえた!作戦成功!^^。

暑い夏2010/07/24 17:43

《百日紅》

 昨日は24節気の大暑だった。
仙台は35度の猛暑日となった。3年ぶりらしい。

 暑い、暑い、暑い、普段でも怪しげな頭が変な動きをしそうだ。
家を出たところでHさんと会った。
  同じ町内なのにめったに会わない。半年振りかな。

 以前パートに出ていた時バスや地下鉄で一緒になり、おしゃべりしながら通勤した仲だ。

 「お元気でした?」
 「ええ、まあ、どうにか、でも物忘れがひどいんですよ」
 「そうなんですか・・・」
 「お急ぎでなかったら入りませんか」
ということで上がってもらった。

 おしゃべりが30分ほど続いたところで

 「診察の結果、認知症ではありません」とHさんが突然言った。
 「はッ?」
 アハハ・・・
 「先生を信じてよろしいでしょうか」
 「はい、大丈夫です」と力強く断言してもらった^^。

 先日は遅れてはならない約束をして、バスで出かけようと、
時計を見たら一時五分。ギャ!飛び上るほどに驚いた。
 バスに間に合わない!!
よく見たら長針と短針を見間違えていた。

 物のしまい場所を忘れてあちこち探し回ることも増えた。

 老いを自覚することの多いこの頃だが友の励ましで背筋をちょっと伸ばして暑い夏を乗り切りたいと思う。

「手紙」のその後2010/07/28 10:41

 郵便受けに封書が入っていた。
 関東へ引っ越しをされたTさんからだ。
 ブログの「手紙」(7/16)を見てくれて「試しに手紙を書いてみます」
Tさんの笑顔が浮かぶような言葉と一緒に二枚のドリンク券が同封されていた。

  10年前にやめたボランティアで知り合ったTさん、同じ仲間だったOさんと三人、会を離れてからも時々「いつもの喫茶店」でおしゃべりをした

 自然の好きなTさんは長く仙台に暮らしている二人より仙台の郊外や里山に詳しく狭い山道を駆動車で走り、深山の静かな沼に案内してもらったこともあった。

 Tさんは車で走る時、道々「ここからの眺めが・・・」と車を緩めたりしながら案内してくれた。
 何気なく通り過ぎていた風景にも言われてみれば「なるほど」と思う感動があるのだった。

 手紙には長野にある滞在型のガーデンを利用しているとあった。
彼女らしい。地にしっかり立ち、人生を豊かに生きている感じを受ける。

 言葉や小手先でごまかしの多い自分には教えられることが多い人だ。10歳以上も若い人生の先輩だ。

 白状すると・・・
Tさんへの返事は一日延ばしに・・・一週間後だった。(> <)

 明日は戴いたチケットで「いつもの喫茶店」でOさんとおしゃべりを楽しむ^^。