ゆきずり ― 2010/02/17 18:50
世の中には似ている人が三人いるという。
真っ直ぐな道路を歩いている時、向うから来る年配の男性を見て「おやッ」と思った。
背格好から、歩き方からも亡夫とよく似ていた。
近づくと勿論見たこともない人で顔も全く違っていた。
その人が行き交う時、私の目を見て笑顔でお辞儀をされた。
はっと我に帰り慌ててお辞儀を返した。
失礼なことをしてしまった。
何故お辞儀をされたのだろうか。
その人から目を離せなかった老女が奇異に映ったのかもしれない。
自分がどんな表情でその人を見続けていたのか思いだせないのだが
温和な笑顔からプレゼントを頂いた気がした。
ゆきずりの一瞬の出会いの中にも慰めはあるのだな~~^^。
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