嗅覚 ― 2009/12/10 18:38
読売新聞「ショック食」のシリーズで、テクノロジーの表裏をテーマとして食の問題を取り上げている。
昨日は「人工肉」今日は「香り」についてだった。
販売促進の為に売り場にバニラの香りを放香器で流すとアイスクリームの売り上げが三割も伸びたと言う。
カレーの香りでもルーが三割売り上げを伸ばしたそうだ。
香料は美味しさの演出に欠かせないものと専門家も述べている。
(記事は香りに惑わされて本物もどきを食べさせられる事への警告)
話が逸れるが最近、嗅覚をなくした人の話を聞いたばかりだった。
突然匂いが全く分からなくなり半年くらいになると言っていた。
味覚にも影響しているらしく、主婦として食事の味付けも目分量と勘を頼りにしていると話した。
高級なレストランの食事でもおいしくないそうだ。
最近、味覚はいくらか戻ったが香りのない世界は大変なストレスになるものらしい。
想像もつかない無臭の世界の事を色々と聞いているうちにこちらの胸が苦しくなるほどだった。
日常はあまり気にしない嗅覚がストレスにまでなるとは。
人の体のどのパーツも無駄なものはなく よいバランスで機能していて一旦「あれ?」と思うときは病気の始まりなんだね~~
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