木が消えた!2008/04/21 09:28

 住宅地から少し離れたところにパスタのお店がある。
お店の前が広い駐車場になっていてその真ん中に一本樹があった。

♪この木 何の木 気になる木・・・♪名前も知らない木ですから♪
CMに出てくるような巨木ではないが枝が綺麗な半円に広がっていた。 
 散歩で前を通るたびに
「この木いいね~」といい合いながら眺めた。

 あたりは山林を造成して開発されたところなので植えたのではなく
元々ここにあったものを残したまま駐車場にしたのではないかと思う。

 その木がなくなっていた!!
写真にと思いながらも 木はいつも当たり前のようにその場所にあったので撮らずじまいだった。

 こんな「当たり前」「普通」に油断する。
これまでもあって当然と思っていたものが手のひらから滑り落ちた時 初めて大切なものだったことを知り悔やんだり 悲しんだりする 愚かさを繰り返してきた。

 若い頃のような人目を引くものはないが気をつけてみるとまだまだ手のひらにはささやかな幸せのモトがある。
 油断大敵、シマッタと嘆かないように大事に日を送りたい。

霞城公園のさくら2008/04/21 21:04

《お堀には はないかだ 》 

 10時を廻ってから夫が突然「山形にさくらを見に行くよ」と言い出した。
へツ?
 家事のあれこれは気になるけれど桜見物は好きなのでホイホイ行くことにした。
 お天気は曇り、風も少しあって霞城公園の桜は満開を過ぎ時折ちらちらと花びらが舞っていた。
 それでもまだ見物客も多く去年とは趣の違った桜が楽しめた。

 「そこのほこらのある木の前に立ちなさい」
 珍しくカメラを向けて夫が言う。
 続けて「題は『老木と老女』ね」
 「おいおい(老い老い)それはないでしょう」

 芽吹き始めた山間を高速バスで一時間余、無事帰宅、今年のお花見はこれで幕引きかな^^。

記憶力2008/04/24 21:48

 若い頃から記憶力が弱かった。
学校のテストもヤマカンでどうにか赤点をクリアしてきた方だ。
 最近は更に酷くなって聞いたり読んだりしたことがスースー頭の中を通り抜けて行く。

 霞城公園の帰り、駅でのこと、列車時刻を「私が見てくるね」と言ったのはいいが 待っていた夫のところまで歩いているホンの数十メートルの間にあれれ??・
「16:〇〇」「17:××」  まずい!
たった2個の数字を忘れてしまった。
「30分と40分台よ」と伝えたが夫も呆れていた。

 が、公園ではこんなことがあった。
夫が山形で仕事をしていた頃のスズキさん(仮名)に電話をしたいという。
手帳に番号がなかったので公衆電話で番号帳を調べた。
「載ってない」

 念のために私も見ることにした。
スズキ。スズキ・・・と指でなぞっていたらアツ!!コレ?
「城」の文字の入った名前があった。
 40年前、職場のスズキさんに男の子が誕生したと名前を教えてらった。名前に「城」の字がついていた。
 「お城が近いから使ったのかしらね~」昔のことが突然浮かんだのだ。
奥様ともその赤ちゃんとも一度も会ったことがなかったのに。

 電話は通じた。
電話ボックスから出た夫が「いや~、タマゲタ、タマゲタ」と驚いていたのでいい気分だった^^。

 チョット待って。
年を取ると昔のことは鮮明に覚えていて今のことは忘れるって言うよね。
 それを証明したって事?トホホ。

「ことばの歳時記」2008/04/27 21:02

 金田一晴彦著「ことばの歳時記」を読んでいる。
30年も前に出た本だが 365日、一日一つの言葉にまつわるエピソードや成り立ちが親しみやすく書かれている。

 7月18日は「メダカ」。
 全国にはメダカの方言が3000を超えるとあり、検索してみたらあるわ、あるわ、メダカのようにゴマンとあった.(註)
 
 私も秋田の田舎育ちなのでこのブログにも方言のことを何度か書いている。
 ちなみに子供の頃はめだかを「ウルズメ」と言っていた。

 本には又同じ言葉でも地方によって違う意味になることが述べられている。
 「イモ」と言ったとき東京ではサツマイモのことであり北海道ではじゃがいもだそうだ。

 読ませてもらっているブログにみかんの白い「スジ」(?)をご実家で「バカ」という話があった。
 前に書いたことがあるが仙台では「モノモライ」のことを「バカ」という。
 息子の小1の担任は仙台弁の年配の先生だった。

 たまたま東京からの転校生がモノモライを作って登校した。
心配した先生が近づいて「あ~バカだな」と言った。
 家に帰った子供が「先生が僕をバカと言った」と母親に告げたのでちょっとした問題になったことがある。

 「ことばの歳時記」は言葉が伝える日本人のものの考え方、暮らし、などなどへ~エと思うことも多く面白い。

 註:
   メダカを「ウルズメ」と呼んでいた子供の頃は
  小川に黒い群を作って泳いでいました。
  今の秋田の川に「ウルズメ」がいるのか??
  言葉そのものも無くなっているかも知れません。

小さな親切大きな感動2008/04/28 14:49

《家のチューリップ赤、白、黄色・・・芸がないね~~^^;;;》

 歯の定期健診に行ったら医院の玄関で帰る父子と会った。
男の子は小学校3年生くらい。

 私が靴を脱ごうとしていたら棚からサッとスリッパを出してそろえてくれた。
 ありがとう♪ ありがとう♪

 私も人に親切にして上げたくなった。

春色さがし22008/04/29 17:43


春色さがし2008/04/29 17:45

お天気が好かったので図書館までお散歩。
帰りに近くをうろついて春を捜した。
山笑うの季節、緑の織り成す彩が美しい。
遠出をしなくてもいい春を見つけることが出来た^^。
少し汗ばんでいい気分だった。