A家の場合2008/03/01 21:58


 今日はAさんがしてくれたケンカの話。
 趣味の会に出かけようとしているご主人のズボンを見たら泥はねがついたままだ。

 「汚れているから別のに履き替えて行ってね」
 「いや、これでいい」
 「やめてよ、私が笑われるわ」
 「俺がいいのだからこれでいい」

 そこで傍にあったはさみを取って
 「じゃあ、汚れたところを切り取ってあげるから」
 と言ったら、
 ご主人は呆然として「頭がどうかしたんじゃないか~」と言いながらも、ズボンを履き替えてくれたそうだ。

 アハハハ・・・
 話しているAさんも大笑いして
 「実は相手のためというよりあんな時は自分が恥をかかないように必死になるのよね」

カメラが縁で2008/03/06 12:01

《今朝の沼の様子》

 元来がオッチョコチョイでこの年になっても常識はずれなのだが自分ながら驚くのがカメラを持ったとき。
 カメラを持つと「恥ずかしさ」を忘れるみたいで知らない人にも言葉をかけている。

 白鳥が気になりながら今年はほとんど行かれなくて今朝目を覚ました時、俄かに、ぼやぼやしていると北に帰ってしまうとの思いが沸き、ガバッと跳ね起きた。
 5時半。霜が降りている冷え込みの中を歩いて30分の所に沼がある。

 水辺から離れて年配の男性が一人。後からおはようございますと声を掛けたが返事はない。

 肝心の白鳥は数えてみれば12羽。 ありゃ~~ 遅かりし・・・である。

 帰りしなに件の男性に「もう北へ帰ったのですね」といってみた。
 西郷さんのような厳つい感じの男性は「昨日で大方終わりました」と答え、
それからカメラのこと、所属しているクラブのこと、撮影に行った土地のことなど次々と話し始めた。
 9月14日、行われる岩手・遠野まつりの話は殊に印象深げな話し方だった。

 「遠野物語」柳田國男著は聞いているが行ったことはない。
家に戻ってカメラが媒介のキィワード「遠野まつり」を検索する。
う~む、そんな遠くもないし遠野へ行って見ようかな~~^^。

ばあちゃんとは呼ばないで2008/03/09 09:47

 「振り込めサギ」に引っかかりそうになった人の話を聞いた。
どんなにシッカリした人でも他人の誘導に惑わされる一瞬があるのかもしれない。

 Tさんは勘の鋭い利口な人なのにある日「社会保険庁です」と名乗る男性の電話を信じてしまった。

 馴染みのタクシーで指定されたATMのある場所に行った。
 降りる間際「こんな用事で行くんです」と何気なく言ったら運転手が「奥さん、それはサギですよ、料金はいいですから銀行にいきましょう」と車は銀行へ。さらに、応対に出た副支店長にその手口で被害に会った人がいます。警察に協力しませんかと勧められるまま警察に行くことになった。

 ここからがタイトルの本題で・・・^^;;;

 その警察官の態度がすこぶる横柄だった。
 聞かれたので事の経緯を説明していると「ばあちゃん、フリーダイヤルって言われても怪しいって思わなかったのスカ」と方言交じりで詰問する。
 ばあちゃん?名前を名乗っているのにばあちゃんとは!こらえていたがその後もばあちゃんを連呼するので
「銀行で警察に協力したらと進められて私はここにいるのです」と幾分きつめに言ったらハッとしたように顔を上げて「おくさん」と態度を変えたそうだ。

 私には孫がないせいもあり ばあちゃんと呼ばれることはほとんどない。
 30代のころ見知らぬ若者に「おばさん」と呼び止められて道を聞かれた際 「オバサンと言ったから教えてあげない」と言ったほどショックを受けたことはあった^^。

自分の年を自覚しつつも女性はいつも若くいたいのである。

ん?Tさんは何歳かって?私より10歳は若く見えるきれいな70歳のばあちゃんです^^.

というわけで お茶のタネで済んだけど
皆さん振り込めサギには気をつけましょうネ!!!。

もの忘れ2008/03/25 21:40

 ここのところ陽の光も和らいですっかり春の気配だ。
霞か雲か、遠くぼんやりしている景色を眺めるのは好きだが、頭の方も薄ぼんやりとして記憶が霞み忘れっぽいのは困る。
 大事なものに限って仕舞場所を忘れて大慌ては毎度のことだ。

 忘れ物が度重なると認知症の前触れかと高齢者はギクッとしたりガクッとなったりするがボケと度忘れは違うそうだ。そういわれてなんとなく安心するのは何でだろうね~~^^;;;

 バスの中で若い女性の会話が聞こえた。
海に行くのに水着を忘れて出かけた話をしていた。
「それって、すごいことじゃない?」
「でしょ?それを私やっちゃんったのよ。」
 あハハハ・・・
二人は楽しそうに笑い合っていた。
「認知症」とはおよそほど遠い若い人だから屈託 なく笑えるんだよね。

漫画を地で・・2008/03/26 18:21

 近頃店の奥に眼鏡をかけたおじさんがいるような身近な街の本屋が少なくなった。
 売り場も本の種類も図書館のような規模の大きな書店が出来少し遠いが欲しい本は揃っている。
ところが売り場が大きいだけに自分でお目当ての本を探すのは難しい。

 二年ほど前、「暴れん坊本屋さん」という漫画本を見たことがある。
新書館発行で作者は久世番子(くぜばんこ)。
漫画家でありながら書店で働いている作者が日常生じる本屋の裏側や
苦労話を漫画にしたものだった。

 こんな一場面があった。
本を探すとき普通のお客は「〇〇って本、何処?」と訊ねるそうだが
中には「新聞に載ってたアレない?」等と聞く人がいるそうだ。
「アレって???」店員が困惑していても「プロだから分かるでしょう」という態度ですましている。

 さて、ばあが街を歩いていて大きな本屋さんの前を通った時突然新聞に載っていた「アレ」を思い出してしまった。
う~む、出版社は???雑誌名は???なんにも思い出せない。
それなのに厚かましくもカウンターで云った。
「最近創刊された雑誌で《季節の暦》とか」っていう本はありませんか」

 店員が捜してきてくれたのが写真の週刊誌。
「それです!それです!」
(何がそれですだ《季節の暦》って当てずっぽうな書名を言ったくのは誰?大はずれ~> 自分 ^^;;;;  )

 こちらのトンチンカンなおバカぶりはにもかかわらず
求めていた「アレ」を渡してくれた。
プロはすばらしいと感心感嘆してしまった。アッパレ1アッパレ!

↓『日本の歳時記』2008/03/30 11:01

 娘夫婦が遊びにきた。
私のブログを読んでいる娘がテーブルにある「日本の歳時記」を見つけ
「これが××の××× 《の》の文字が一字しか合わなかった本ね」という。
 「そう、出版社も分からなかったし、月刊誌だと思ったのが週刊誌だったし、
書名の《の》だけご正解ってわけ、テストだったら5点という所かしら」
「5点は無理でしょう。店員満点、あなたは0点」」ひとしきり皆で笑って、さてこの本を続けて購読するかという話になった。

 とてもいい週刊誌だと思う。
移ろう日本の季節を 季語をもとに紹介している。昔からのしきたりや伝統を美しい写真と共に載せている。
俳句の好きな人はもとより、歴史の好きな人、旅の好きな人、写真の好きな人、それぞれに楽しめると思う。
 読むというよりは眺めて、自分がいかに美しい国に暮らしているかを知らされる。若い人にも見てもらいたいような雑誌だ。
 一年で50冊全部購入すると日本の四季が手元に揃うというわけだ。欲しい、

欲しいけど・・・値段がね~~創刊号だから190円の特別価格だが
次号からは580円也、週580円の出費は・・・う~ん、年金家計にはチト贅沢かな~
結局は図書館などで眺めることになりそう^^;;