今がいい2007/05/30 14:55

《子平町の藤  樹齢四百年》

 若い頃に戻りたい、という人がいるが私は戻りたいとは思わない。
 なんで~折角ここまで来たのに~と思う。
70年の中で今が一番いい時ではないかと思っている。

 若い人の持つ、力や輝きを眩しく思うことはあるが、たとえ戻れたとしても、又同じように不恰好な歩みしか自分にはできない。
 歩いたと言うよりは流されていた部分が大きくて振り返るのも恥ずかしいのだが、今よりは気力も、体力もあり、行動もした。弾けるような笑いや、魂を揺さぶられる感動にも会った。一方で絶望や、挫折もあった。

 もともと、根性とか、ガンバリとか競争心とかが希薄な怠け者なので年金生活に入ってからの「一抜け」の隠居状態が丁度いい塩梅なのだ。

 あらゆる機能が6割くらいの働きで、情けないといえばそうだが 出来ないことが自分のおごりや傲慢さに気づくきっかけになったりもする。
 
 一日の大部分を自分のために使うことを許される贅沢。戦う相手といえば自分の中の「敵」だけ、(これが一筋縄ではいかないのだが(>_<)
このいいときがいつまで許されているのか・・・

ともだち2007/05/30 19:58


 Mさんから電話が入って明日ランチを一緒にすることになった。
久々の会見(^^;)だ。

 前に大笑いしたことがあった。
Mさんからの電話に「どちらさまでしょうか」といったのだ。
声も忘れてしまうほどご無沙汰していたことになる。

 Mさんとは子供の幼稚園からのお付き合いで、アカデミックな話から家庭内のグチまで何でも話し合える。
 それぞれの子供達が別の道を歩み、「おともだち」を解消してからも親の方のお付き合いは続いていた。
 しかし、ここ数年は、私が主婦と言う家の中の蛙でいるのに対し、Mさんは講師として忙しくしているので会うことも随分と少なくなってしまった。

 「私達もずいぶんと自立したものね~~」と笑い合ってはいても、このままではだんだん疎遠になる危惧も感じている。
過去、手入れを怠ったために友を失った失敗もある。
友情にも手入れが必要ですよね~~