e-ばあちゃんのblog

《空き地に生えていたニラの花》

　この頃は地下鉄やバスの中でお化粧をしている女性を見てもそれほど驚かなくなった。
　先日も１０代と思しき女性が込み合っている地下鉄の優先席でお化粧をしていた。
透明のバリアを廻りに張ってすっかり自分の世界に入り込んでいる。
　
　色白で、ほっそりとした可愛い感じの娘さん。
肌はきめ細かくファンデーションの乗りもよさそう・・・^^。
（お化粧の参考にジーと見ていたいところだが失礼にならない程度にチラチラと^^;;;)
真剣な眼差しで鏡を見、念を入れて何度も塗り重ねる。
（こういう風にお化粧は丁寧にするのか～・・と、・３分メークばあは思う）

　次は眉に移った。
（眉墨は二色使うのか～・・・）
揺れる電車の中で実に見事に書き込んでゆく。

　次は口紅かなと思っていたら、アイシャドーだった。
いきなり瞼の上１・５センチほど幅のオークを大胆に入れた。
（＠＠！！あらら、どうなるのかしら・・・・）
　こちらの心配を他所に、上下にアイラインもバッチリと描いた。

　向かいの席が空いたので座って　改めてみると頼りなげ可憐な雰囲気はすっかり消えて宝塚の男装の麗人の如く　目に力のある女性に変わっていた。
　折角の持ち味を化粧で消して勿体ない事と思うのはこちらの年のせいでみんなと一緒の波に乗るのが青春というものなのだろう。

　女性は下車駅が近づいたらしく、慌しく道具を仕舞いこみ、それから大きくあくびをしてから颯爽と降りていった。
（集中していたからな～～オツカレ～～^^。）