Eさん2008/09/01 18:57

 *毛氈に並んで桜吹雪かな
 *水草の揺るるにまかす金魚の尾
 *虚子の忌の句碑に向かいぬ花の寺

 新聞に載ったEさんの句である。

 60歳になったら何かを始めたいとEさんは言っていた。
長く病気と戦っていたEさんは60歳になって体にも自信がつき
捜していたものも見つけた。それが俳句だった。

 句作を初めて間もなく新聞で投句が選ばれるようになった。
全くの独学で本を読みながら季語や言葉を深く丁寧に考えている時間が楽しいらしい。

 未だに生き甲斐となるほどのものを見つけられなかい私にはうらやましいことだ。

 *ででむしの夢は翼よ我もまた

 これは最近の句、
 いえ、いえ、Eさんは輝く翼を持っている。
 遠慮は程ほどに^^いつまでも歌い続けて、大きく飛んでもらいたい。