ある夫婦の話2013/09/02 20:04

 △さんのご主人が腰痛で歩くのも難儀になり、手術をすることになった。
 ずれた骨が神経に触れて痛みが出るらしい。
手術日が決まり、△さん同行の術前説明も終わり入院準備をしていた。
 ところが 三日前になって突然痛みが消え、手術はとりあえず見合わせて経過を見ることになった。

 △さんは離れて住む子息たちに入院の中止をメールした。(委細は電話でと)

 「よかったわね~ 痛いのがなくなったのは・・・」と私は言った。
△さんの答えは意外にも「ムムム・・・もう!頭に来るウ~」

 ご主人が手術日と重なる為に不参加としていた山歩きに「参加する」と電話を入れたのだそうだ。

 「私に一言も相談なしで電話を入れたのよ。山の仲間に迷惑をかける事になると思うの。掛けないって本人は言うけど万全でない人がいるだけで 周りは気を使うから遠慮すべきなのに・・・・・・」

 ま、何処にもある夫婦の見解の相違ですね^^。

 腹の収まらないでいた所に二男さんから電話が来た。

 「親父さん、どういうことなの」
 手術中止の説明をした後、我慢が出来ずに山行き参加のことを言ってしまった。

 「腹が立って、腹が立って・・・血の繋がっているあなたに父上のことを悪く言ってゴメンネ」

 笑いながら△さんが話すので私も笑ってしまった。

 心やさしい息子さんに愚痴を受けてもらって△さんも気持ちが静まったことだろう。

 おっとっと・・・
話の結末を忘れました^^;;;
 ご主人は予定通り山へ行き、無事帰宅できたそうです^^。