バスの窓から2007/03/01 21:45

 バスが信号待ちで止まったとき、丁度歩道にマルチーズが二匹
真っ赤なチョッキを着て車椅子に繋がれていた。
 可愛さに乗客の目は自然と子犬に惹かれた。
車椅子に乗っていたのは若い女の人。側に人がいないから一人でお散歩でもしていたのだろう。
と、その人は車椅子のまま足元に手を伸ばして何かをふき取っている気配だ。
アレッと思って見るとワンチャンの排泄物を始末していたのだった。
その人の凛とした生き方を垣間見たような清清しい情景だった。

沼のアクシデント2007/03/02 22:04


 偶にはと脇役のカモ君の写真を入れたが話は白鳥のこと^^;
 白鳥は海を渡って遠く北の国へ帰る位だから連帯感も強いしコミュニケーションの手段も持っているだろう。
 瞬間は目撃しなかったが、練習飛行で湖面からは飛び立った一羽がずっこけて土手の上に不時着してしまった。さあ大変!
 沼の周りは一メートルを越す柵があり白鳥は飛び越えることが出来ない。沼に戻れない。

 こちらの岸でカメラを構えていた男性3人が「とにかく誘導してみよう」と向こう岸に。柵に沿って囲うようにして50メートルばかりの所を上手に追い込んだ。

 その救出作戦が始まった途端、沼の白鳥がいっせいにその場所に集合して首を立てせわしく鳴いていた。岸からは微妙な距離をとって。

 作戦は成功、無事、白鳥は沼へ戻った。

 私達は安堵したところで、エサのパンを撒いた。ところがいつもは寄ってくる白鳥が一羽とて岸に寄ってくることも 側にあるパンくずを啄ばむこともしなかった。危険な所には近づかないルールでもあるかのように。


 一方救出したカメラマン達は
「鶴の恩返しと言う話はあるが、白鳥の恩返しはないかな。目の前でポーズを取っていいシャッターチャンスをくれないかな~」アハハ

思い出の中で2007/03/03 10:49


 中学まで9年間共に遊び、学んだ同期会の案内が届いた。

上の写真、プレートには
「初二甲 Huzitaーsensei」とローマ字で書かれている。
二年生の夏に敗戦、冬が過ぎて三月の終業式の写真だ。
皆モコモコとつぎはぎのもんぺにドンブク(綿入れ半纏)を着込んでいる。
手にはアカギレいつも鼻をすすり上げていた。
一様に貧しかった。それでも元気だった。

 戦後の物不足、復興、高度成長、私の世代はそんな世相を体験してきた。
この中に、六十数年を経てキーを打っている婆がいる。
みんな70歳になったんだな~~
みんなに会いたいな~

*スキャナーがないので判別できないのは幸か不幸か^^
それでも ばあを 知りたい方に先生の隣、時代の先端の洋装をしています^^。
う~ん、われながら今とはイメージちがうな~ハハハ

北帰行2007/03/04 19:07

 
 一昨日は60羽ほどいた白鳥が今日午後に散歩に行ったら
もう、北へ帰ってしまったらしい。
昨年の北帰行は3月18日だから二週間も早い。
やはり暖冬のせいだろうか。

 沼は静かでカモの群れがゆうゆうと動いている。時折身づくろいの水音が大きく響く。
カモたちもやがて北へ向かうのであろう。

ビンボー談2007/03/09 21:58

 娘のブログに「幼いころ家はビンボウだったから母はパンの耳でフレンチトーストを作りおやつ代わりにした」とある。
母というのは つまりeーばあのこと。
う~む、確かにパンやシュークリームやケーキも焼いたけど耳もよく買ったな~それにお金持ちでもなかったな~^^。

 が、娘のいうビンボーと終戦後の生家の貧しさとは比べようもない。

 さらに雑談の中で夫に「家はビンボウーだったよ」と言ったら、「食べられる貧乏とメシが食べられぬ貧乏がある」と言われたことがある。
 少年期に父を亡くし外地から着の身着のままで引き上げてきた夫には私の生ぬるさを咎めたい気持ちもあっただろう。

 「ビンボー」の線引きはどこにあるのだろう。
「幸せ」に似て思う人の感じ方で変わるような気がする。

 新聞記事の中に金持ち=幸せとは限らないとあった。
米国で宝くじの高額獲得者にその後の幸せ度を尋ねたら直後の有頂天を過ぎてからは「少し幸せ」と答えた人が多かったそうだ。

 生まれてこの方お金とはご縁がなかったようで これが身の丈と思えば不足もない。
 せめて心だけはビンボーになりたくないものだ。-ーーと言ったらカッコつけすぎ^^;;;

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春の雪2007/03/12 21:09

 
 3月の雪は仙台では特別珍しくはない。
陽気が暖かくなった頃、「ドガッ!」ときて 浮かれ気分の人々を驚かす。

 この冬は異常ともいえる暖冬でもう雪はないのかと思っていたら今朝一面の雪景色となった。

 裸の銀杏並木がきれいだったので。三月十二日。

機械音痴2007/03/12 21:17

 
エッ!これを習得しなさいと?
娘からのプレゼント。厳密にはばあ経由で夫へのプレゼント。暇な時に何処でも遊べるようにの気持ちはうれしいいが、何しろ我ら二人旧アナログ型。
「ここに取説があるから覚えてオトウサンに教えてあげて。」

 取説ね~これを読むのが年とともに億劫になってしまった(>_<)
 読まずにいる取説がまだ二冊もある。
カメラの取説も読まないから操作がわからない。
ケータイも肝心の時にさっぱり用を成さない。
 こんな私だからいまは3歳児でも自在に遊べるゲーム機を前になんとも情けない気分だ。

 子供の頃見た昔の雑誌の中にあった漫画を思い出した。
 息子に呼ばれて東京見物のオヤジさん。。
デパートのエスカレーターに下駄を脱いで乗ってしまった。
山高帽に羽織姿のオヤジさんがどんどん上がるエスカレーターから叫んでいる。
「セガレや、オレの下駄はどうなるべえ?」

 デジタルの波に乗り切れないわが身がオヤジさんとダブる。

 2011年から地上波デジタル放送が始まるというがその知識もほとんど持っていない。
 「娘や、家のテレビはどうなるべえ?」

肉の動物園2007/03/16 15:00

 
 赤信号で止まったところがこのお肉やさんの前。
エエ~ッ!これは何?
賑々しいポップのオンパレード。

すずめ、ワニ、だちょう、いのしし、あざらし、カンガルー、らくだ、しか、くま、ほろほろどり、・・・

どれにしようか?
肉食だからどうかな?草食動物の方が美味しいかもと同乗者と話が弾んだ。
お店の中を覗いたけどお客さんはいなかったみたい^^。

*タイトルの「肉の動物園」はポップの一枚よりの拝借です。

たわいない話2007/03/17 21:23

 
例えば出先で財布がすぐに出てこなかったりすると捜すより先に
どこかに置き忘れたのではないかとか落としたのではないかと思ってしまう。
 忘れ物や落し物の失敗が多いから自分のやることに自信がなくなってきた(>_<)

 散歩の途中、石段の上で夫が突然止まり、右に寄ったり左に寄ったりして首をひねっている。石段の中央が5段くらい僅かに歪んでいる。
 「ん? 階段がたわんでいるってこと?」
 「そうだよね~~目までおかしくなったと思った」という。ハハハ、、、、。
 曲がったものが曲がったまま見えてよかった。
真っ直ぐなものが曲がって見えるようになったら困るもの。
 
 たわいない年寄りの話である。

家路2007/03/19 21:38


 この群れ雀は3/16の夕方居間の窓から撮ったものです。
その後気をつけていると同じような時間にこの木に集まってくることが分かりました。同じ顔ぶれなのかな~^^。ピーチク、パーチク、
ひとときが過ぎて黄昏が迫るといなくなっています。
 仕事帰りのサラリーマンが一寸一杯引っ掛けて家路につくように、この木は雀達の「止まり木」なのかも知れない^^。