絵画展と映画鑑賞2018/07/04 18:50

 「日本水彩仙台展」へ ○さんに誘われて出かけた。
折角街に出るのだからと今話題の「万引き家族」も観て来ることに。

 絵画は地方展も一緒に展示されるので目録をざっと数えてみると370点を超える。
半分ほどは丁寧に観たが体力が続かなかった^^;;;
 
 街中にある展示会場から映画を観るには駅前まで移動しなくてはならない。
 途中で喫茶店でサンドイッチのお昼を済ませて駅前まで歩いた。
34度を超える暑さの中頑張った^^.

映画館のシートはゆったりして冷房も程よく混雑もなかった。

 観終わってセリフの少ない映画だと思った。
 淡々と当たり前の日常を描いて押しつけがましさもない。
 そんな中でもクスッと笑える場面や涙腺が緩みそうになったりするのは
血縁のない寄せ集めの家族の中に紛れもない温かな愛があるのを知らされるからだろう。

 是枝監督の映画は初めてで 過去自分が良いと思った映画とはちょっと違う映画だった。

モロッコインゲン2018/07/06 17:11

 朝、7時半ころチャイムが鳴った。
私は流しで生憎手が離せなかった。
大急ぎで玄関の戸を開けると去っていく車の後ろが見えた。
ドアの前に 新聞の包み紙が置かれていた。

 あ ○○さんだ。とすぐに分かった。
 新聞紙に赤いマジックで「おはようございます。今日もおげんきでね。○○より」とあった。
 中身はモロッコインゲンがどっさり。
 いつも食べきれないほどの野菜が届く。
  
 午後、お礼の電話を入れたら「わざわざ電話などいいのに。家内が届けたと言ってたよ」とのこと。

 10年ほど前あるサークルで私が秋田出身と知った人が近所に秋田の人がいるという話から
同じ村の○○さんだと分かり、○○さんもびっくりして家を訪ねて下さった。

 私は○○さんのご両親とは話したことがあるが○○さんとは年が10歳以上違い接点はなく
小学校一年生のころの印象しか残っていなかった。
 色白で大人しく賢かった。
その坊やが東京での仕事を全うし定年を迎え同じ団地に居を構えていた。

 どっしりと落ち着いて立派に成長された○○さんは長姉と一緒の写真を持ってこられた。
○○さんは姉の教え子だった。
 姉は終戦近い人材不足の頃 代用教員として村の小学校に勤務していた。
 二十歳そこそこの世間知らずのマジメだけの人だった。

 未熟な担任で迷惑をかけたことも多かったであろうに
私を訪ねて下さったことが有り難かった。

 ○○さんが一家の柱として素敵な奥様とボランティアなど活躍されていることを
姉が知ったらさぞ喜んだことだろう。

 早いもので姉が亡くなってから40年近く経っている。

「歯ナシ」の話2018/07/29 18:44

 ブログを休んでいる間に失くしたものがあった。
予てから医師に言われていた。
「一本の歯で支えているのだから 大事にしてくださいよ。」
 その一本がポロリと抜けた。

 若いころから歯医者には随分と通った。
歯が弱いと知りながら念入りな手入れも怠って来た。
 自分は60歳ころには総入れ歯になるだろうと諦めムードだった。

 歯の治療も昔とはずいぶん変わった。
治療が痛くなくなった。
歯を抜くことが少なくなった。

 仮の歯を数日ポリグリップで抑えている間に義歯が出来て
上の歯茎にうまく収まってなんの違和感もない。

 週一度の通院を三回して経過を見ることになった。
所が三日ほどから酷い肩こりが始まった。
 辛さを医師につたえると片方だけで噛んだのではと聞かれた。
言われれば、義歯に違和感はなかったが左の噛む力が弱いようで
自然と右側だけを使ってしまった。

 体というのは微妙に結びついているものなのだなあ~

 思いがけず肩こりのおまけまでついた歯の治療も数日後には終了の予定だ。