広辞苑2018/03/02 20:53

  一月に「広辞苑」が10年ぶりに第七版改訂になり、発売された。

 どうしたものだろう。
 夫がいたら何の迷いもなく求めたのだが。

 この頃の自分は驚くほど本を読まなくなっているし、
文章も 手紙も書かない。

 視力も弱くなって広辞苑の細かい文字を読み取ることが出来るのだろうか
 老い先だってそんな長くもない・・・
 
 と、ぐだぐだ思いを巡らせてはいたが 買うのは止そうと決断もできない。
 辞書というのは 手許にあるだけで安心が得られる気がするから。
 
 思あぐねて 娘に聞いた。
 「広辞苑買おうと思うんだけど・・・」
 「いいんじゃね」 いとも簡単な返事。
 
 かくて、居間の棚に「広辞苑」が収まった。
 辞書としての働きよりはインテリアとして鎮座している・・・・? ^^;;;;

新選組2018/03/06 15:05

  先日テレビを入れたら「TVシンポジュウム」という番組をやっていた。
 テーマは「人は変革期にどう生きるか」というもの
 司馬遼太郎が小説の中に描いた”新選組”の近藤、 土方などの生き方を 四人のパネリストが語りあい、今に生きる私たちに司馬遼太郎が伝えたかったメッセージは何だったかを話し合う。

 パネリストは浅田次郎(作家)、木内昇(作家)、原田真人(映画監督)、磯田道史(歴史学者)。

  四人のパネリストの話がそれぞれに面白くて思わず引き込まれた。
とはいっても、新選組に関する私の知識といえば近藤、土方、沖田の名前が浮かぶくらいの歴史オンチ^^;;;;

 番組が終わり近くになって AIが人の知能を越えたり
科学と技術がどんどん進む現代も変革期と言える。
そうしたときこそ「 科学」や技術に偏らず「文学」や「芸術」「哲学」とのバランスが大事とのことだった。

 番組が終わりに近づいたとき、
 浅田次郎氏が「この頃のCM 何のCMか分からなくて怖くなっている」と発言。
 ちなみに氏は現在も万年筆に原稿用紙愛用とのこと
へえ~! 大作を次々と生み出している作家が。
 アナログ人間ぶりがちょっとうれしかった。
 
 実はワタシメも 他人には言えずにいたが、商品の分からないCMが増えている^^;;;;

 今一つ、全く偶然だが四月に娘に誘われて司馬遼太郎の「燃えよ剣」を脚色した。宝塚歌劇を観る予定がある。

 歴史オンチに楽しめるかな・・・^^;;;;

三月十六日2018/03/16 12:22

 特別何をしたわけでもないのに、気持ちばかりせわしくしているうちに
3月も半ばになってしまった。

 東日本大震災から7年、内陸部に住む私は震災前の日常を取り戻しているのだが
震災があちこちに遺した傷跡が 深刻で被災された人たちの苦しみは続いている。

 地震の時は夫の三回忌を翌日に控えて娘が準備のため
一人暮らしの私の処に来ていた時だったので
私は娘と二人で長い揺れを耐えることが出来た。
(翌日、娘の車で強引に福島の娘宅に連れていかれ交通機関の回復が遅れ暫く帰れなかった)
 
 
 
 今年も息子夫婦が墓参りに来るというので 寒さを言い訳にご無沙汰の墓参りを息子夫婦とすることが出来た。

 娘夫婦は引っ越しがあり一緒は出来なかったが引っ越し準備の合間にお墓参りをしたという。

 忙しかったのは周りの人たち。婆はただ忙しい、忙しいと思っていただけだった^^;;;

 気温が上がり春らしくなってきた。今年の桜は早いらしい。

常識2018/03/22 10:24


 
 料理番組を見ていたら講師の先生が「ほうれん草はソテーにします。
茹でると折角の栄養分を捨てることになるので」と言うので、
えッ!?と衝撃を受けた。

 台所を預かってこの方、ほうれん草は茹でて水にさらしアクを抜くのが
私の常識であったから。

 冷蔵庫のほうれん草で早速ジッケンしてみた。
フライパンで炒めたらエグ味もなく食べやすかった。

 今更の感もあるがヒマ婆は「ほうれんそうの茹で方」をググってみた^^;;

 ほうれん草には「シュウ酸」があり、食感を悪くするだけでなく
これが体内のカルシュウムを取り込んで結石を形成するとあった。
一瞬、、ギョッとするが毎日1キロ以上の摂取で結石に至るとか。
 シュウ酸の性質(水溶性)を利用してほうれん草の洗い方、などを工夫することで
リスクは避けられるらしい。

 野菜というと「ポパイのほうれん草」みたいに手軽に使っていたが
茹でて、冷水に晒して栄養素を捨てていたかも^^;;;

同じようなことで「春菊」を生で食べることを最近知った。

 80年も生きていると「常識」はどんどん変わっていってるのに 気づかないで
社会の常識、諸々の常識を「上書き保存」のないまま暮らしている。
 
 これって、チト怖いかも^^;;;;;?!

晴れた日に2018/03/28 18:30

 近頃映画館へ行ってないね~ そんな言葉がきっかけで○さんと「北の桜守」を観てきた。

 年を重ねても輝きを失わない吉永小百合さんが主役。
周りも豪華キャストだが、
大きな感動を味わうまではいかなかった。
 
 「北の・・」は終戦時の樺太から始まる話なので悲惨な出来事も多いが
 こちらが想像する通りに画面が進み物足りないと言おうか
 食い足りないと言おうか、・・・もしかしたらその淡々として所が
あの映画の良さなのかもしれないが・・・・
 感動する場面が少なかったと思うのは受け取る私の心が老いたせいかもしれない。

 大画面に映る桜と北海道の風景は素晴らしかったし、吉永小百合も綺麗だった。

 映画が終わって外に出たら○さんが「おなかが空いた」という。
上映時間が120分の大作、劇場に入ったのが10時50ぷん。
どこでもいいから早く食べようということで入ったのが中華店。
かなり混んでいた。
二人同じく、焼きそばを頼んだ。
 出てきた焼きそばは美味しそうだったが盛り方が明らかに違う。
ペコペコだと言っていた○さんに盛りの大きい方を渡した^^。
そばは美味しかったがおなかが一杯になって婆は食べきれなかった^^;;;

 食べ終わって駅前の市場に行き野菜や魚を買った。
かくして、春の一日は終わった。