○さんの誕生日2016/09/27 21:08


 囲碁のある土曜日が○さんの誕生日だった。

 囲碁の後、毎回食事を一緒にする人がお休みで二人だけになったので いつもと違うレストランに 行くことにした。

 「今日の支払いは私ね」と言ったら
○さんは「ありがとう」の後で 間もなく貴方の誕生日も来るから
割り勘にしようよと言った。

 「あら、そうなの?」
 強く反対する気もなかったので会計はそれぞれが払った。

 一人になって考えた。
 あれで良かったのかなあ?

 算数的には確かに辻褄が合っている。

 私が支払いをしたら10月の私の誕生日には○さんが払ってくれるだろう。

「やったり、とったり」同じことを繰り返すよりはと
合理的思考で終わらせてしまった。
 
 
 奢ったりおごられたりすることで 
いつものランチがお誕生日の特別な ご馳走になったかもしれないのに。

 暮らしの中には「無駄」がゆとりや潤いをもたらすことだってもあるのに・・・